UE4 の Blueprint インタフェースについて
Blueprint(以下BP)のインタフェース(インターフェース)について調べました。
概要
BP のインタフェースは、見た目はBPクラスですが中身は少し違います。インタフェースには出来ることと、出来ないことがあります。
出来ること
- 関数の作成
- 関数の入出力の追加
- 純粋(const)化*1
出来ないこと
- 変数の追加
- グラフの編集
- コンポーネントの追加
詳細
インタフェースでは、関数の外枠だけを作り、中身は作りません。その中身は、インタフェースを実装したBPクラスに任せてしまいます。外枠を決めることで、このインタフェースを実装したBPクラスたちは、共通の関数を持つことが出来ます。つまり、同じインタフェースを実装したクラスたちの共通の関数を呼び出すだけで、それぞれ異なる動作を行わせることが出来ます。
インタフェースでは関数の外枠を作るわけですが、その外枠とは、具体的には関数の名前や入力、出力する値、純粋化するかどうかを決めます。逆にこれらは、インタフェースを実装したBPクラス側では編集できません。外枠を変えることが出来ると共通の関数を持つことにならないからです。
説明としては以上です。インタフェース自体は効率化を進めるための機能だと思うので、知らなくてもゲームは作れます。なので、あまりUE4に慣れていない間はあまり気にする必要はないでしょう。
作成した関数は、BPクラス側のインターフェースに表示される関数と表示されない関数があります。この違いは何でしょうか?
いろいろ試して分かったことは、BPクラスのインターフェースに表示される関数は、
- 出力される値(アウトプット)がある
- 純粋関数である(Const にチェックをしている)
この二つの内一つでも当てはまるものは、BPクラス側のインターフェースとして表示されます。
表示されない関数たちはどこにいったかというと、イベントグラフ上でノード検索を行い(右クリック)、関数の名前を入力すると「イベント○○(関数名)」と表示されます。これをクリックすることでインタフェースの関数をイベントとして追加できます。あとはBPクラス側で実装をすることで関数の中身を作ることができます。
作成、実装
実際の作成や実装の手順は、公式が書いてくれているのでそちらに任せます。